結婚式当日の流れ 挙式、披露宴、二次会まで タイムスケジュール

目次
結婚式当日のイベントの流れ 挙式、披露宴、二次会
結婚式とは、一般的に挙式+披露宴のことを指し、挙式後に披露宴を行う流れが主流です。
かつて江戸時代頃までは結婚式は自宅で行うことが多く、現在のように自宅以外の場所で挙式・披露宴を行うようになったのは明治以降になってからだと言われています。
現在では結婚式のスタイルも多様化し、ふたりらしさを大切にした自由度の高いプログラムが可能に。その分、こだわりが多いと、やることがたくさん増え、ダンドリよく準備を進めなければギリギリまで準備に追われてしまうことも。だからこそ、早い段階から具体的な挙式・披露宴のイメージを持つことが大切です。
とにかく、結婚式当日は、やることが盛りだくさん。新郎が友人たちと独身最後の夜を楽しむバチェラーパーティや0次会など、前日のイベントを計画している場合は、ほどほどを心掛けましょうね。

準備・前撮り・リハーサル 90分~120分
ヘアメイクや着付けに時間がかかるため、花嫁は挙式開始時間の約3時間前に会場入りするのが一般的です。午前中の挙式の場合、かなり早起きになります。結婚式当日は長丁場になりますので、朝食をしっかり食べておきましょう。なお、式場でメイクしてもらいやすいよう結婚式当日はノーメイクで会場入りして大丈夫です。会場に到着したら、ヘアメイクや着付けなどの準備をして、プランナーや会場スタッフ、司会者と最終の打ち合わせを行い、前撮り撮影、さらに挙式リハーサルを行います。
会場入りから挙式リハーサル終了までの所要時間は、概ね1時間30分〜2時間くらい。前撮りの有無や挙式衣裳(ドレスか和装か)によっても異なります。
着付け・メイク 準備 90分~160分
会場に到着後、まず花嫁のヘアメイクと衣裳の着付けがスタート。ベストな花嫁姿に仕上がるよう、気になる点などをヘアメイク担当者にちゃんと伝えておきましょう。この時間を利用して、新郎はプランナーや会場スタッフへの挨拶、披露宴などで新郎がゲストへ感謝の言葉を述べる謝辞の練習をしておくと緊張が和らぐでしょう。
当日お世話になる人へのお礼の心付けを、このタイミングで渡すのも良いでしょう。
花嫁の支度が整う時間に合わせて、新郎もヘアセットと着付けへ。
ふたりの支度が仕上がり次第、プランナーや司会者、フォトグラファーなどと当日の挙式から披露宴お開きまでの流れを最終チェックします。
前撮り撮影 60分程度
前撮り撮影を予定している場合は、挙式前に写真撮影(前撮り)となります。写真に残しておきたい場所やポーズ、小道具などの要望があれば、事前にフォトグラファーに伝えておきましょう。
この後の段取りがあるため、ゆったり、ゆっくり撮影に時間をかける、とはいかないので、ふたりらしい普段通りの笑顔+特別感を写真に残せるよう、お互い会話を楽しみながら、リラックスして撮影に臨みましょう。
それだと落ち着かない、落ち着いて撮りたいという場合は、前撮りを別日にロケーション撮影する選択肢もあります。当日の前撮り時間が不要、あるいは時短にもなって挙式当日は気持ちに余裕もできますし、当日とは違う衣裳で撮影することも可能などのメリットもあります。前撮りを当日の挙式前に行うか、別日に行うかも、早めに検討しておきましょう。
挙式リハーサル 30分程度

【チャペル挙式】教会での結婚式の流れ 30分程度
- ・列席者入場
- ・開式の辞(牧師様が結婚式の開式を宣言)
- ・新郎入場
- ・新婦とその父親の入場
- ・讃美歌斉唱
- ・聖書朗読と神への祈り
- ・誓約(牧師様の問いかけに最初に新郎、次に新婦が答えて結婚の誓約をする)
- ・指輪の交換
- ・ベールアップと誓いのキス
- ・結婚証明書に署名
- ・結婚宣言(神と列席者の前で牧師様が、ふたりが夫婦になったことを宣言)
- ・閉式の辞
- ・新郎新婦の退場
- ・一同退場

【神前式挙式】神社での挙式・和婚(和装婚)の結婚式の流れ 30分程度
- ・参進の儀(さんしんのぎ/斎主・巫女に先導された花嫁行列が本殿・御社殿まで進む儀式)
- ・入場
- ・修祓の儀(しゅばつのぎ/一同が起立し、斎主様による祓詞(はらいことば)と清めのお祓いを受ける)
- ・祝詞奏上(のりとそうじょう/斎主様が神前にふたりの結婚を報告し、幸せが永遠に続くよう祈願)
- ・三献の儀(さんこんのぎ/三三九度の杯で新郎新婦が交互にお神酒をいただき、永遠の契りを結ぶ)
- ・神楽奉納(かぐらほうのう/巫女が神楽に合わせて舞を奉納する)
- ・誓詞奉読(せいしほうどく/新郎新婦が神前に進み出て、誓いの言葉を読み上げる)
- ・玉串奉奠(たまぐしほうてん/新郎新婦が神前に玉串をささげて二拝二拍手一礼。その後、仲人夫妻、両家代表が続く)
- ・指輪の交換
- ・親族杯の儀(しんぞくはいのぎ/両家の家族と親族が、順番にお神酒をいただく)
- ・斎主(さいしゅ)挨拶(斎主様が結婚の儀が滞りなく終了したことを報告)
- ・退場

【人前式挙式】カジュアル、シンプルスタイルの人前式の流れ 30分程度
- ・受付
- ・ゲスト入場・着席
- ・新郎新婦の入場
- ・誓いの言葉 ★
- ・指輪の交換
- ・結婚誓約書または婚姻届に署名・押印 ★
- ・ゲストからの賛同 ★
- ・結婚の成立の宣言
- ・指輪の交換
- ・閉式の言葉
ふたりらしい演出ポイント
チャペル挙式の流れをベースにした流れの中で、ふたりらしい演出がしやすいポイントに★マークをつけました。
誓いの言葉
人前式のオリジナリティーが一番出せる部分、ふたりの言葉で誓いを印象づけましょう。
結婚誓約書または婚姻届に署名・押印
ゲストのフィンガースタンプで木の形を完成させるツリー証明書など参加型の演出を取り入れてもステキです。
ゲストからの賛同
司会者の掛け声で、ゲストの拍手を承認の合図とするなど、賛同アクションを工夫するとオリジナル性がアップ。
なお、人前式には牧師様や斎主様のように決まった司式者がいません。司会進行役をプロの司会者やふたりをよく知る友人などにお願いすることも忘れないようにしましょう。また、人前式になじみの薄い年配ゲストもいるため、両家の親の承諾をあらかじめ得ておくことをおすすめします。

結婚式参列者の写真撮影 約20分
ここまで、挙式にかかる時間を見てきましたが、挙式イベントごとにかかる時間も見ていきましょう。
挙式後のお祝いムードと開放感に包まれ、盛り上がるのがアフターセレモニーの写真撮影。新郎新婦とゲスト全員がリラックスした雰囲気の中で写真を撮ることができる貴重なタイミングでもあります。ゲストとの交流ポイントでもあるので、披露宴会場へ移動する前のこの時間を、ぜひ活用したいものです。
ブーケトスやバルーンリリース演出など、みんなで盛り上がれる演出も取り入れると、表情豊かな写真を残すことができます。小さな子ども連れのゲストや年配ゲストが参列する場合は、この時間を少し長めに取っておくと、お手洗いや授乳、移動を焦らずゆっくりできるため、「気配りが行き届いている」と喜んでもらえそう。挙式のみで披露宴なしの場合は、撮影後のタイミングでゲストのお見送りをしてお開きにします。

披露宴前のお色直し 約30分
意外と見落としがちなのが、挙式後から披露宴前のお色直しタイム。
特に、挙式が和装で、披露宴は洋装にお色直しする場合は30分以上かかるケースも。挙式・披露宴ともにウエディングドレスの場合もヘアアレンジや小物をチェンジして印象を変えたい場合は15〜20分程度の時間が必要です。
また、大勢のゲストに見守られる挙式は、いつもとは違う緊張感に包まれます。披露宴前に一息つくことができる時間を設けておくことで、披露宴での表情が全く違ってきますよ。このタイミングを利用してトイレに行ったり、ふたりで挙式を振り返りながら談笑したり、気分転換を図るようにしましょう。

【披露宴の流れ】演出・余興ありのケース 120分~150分
- ・新郎新婦入場/5分
- ・開宴の挨拶/5分
- ・新郎新婦の紹介/5分
- ・主賓の挨拶/5分
- ・乾杯(歓談スタート)/5分
- ・ウエディングケーキ入刀、ファーストバイト/10分
- ・お色直しなどで中座/20〜30分
- ・映像演出/5分
- ・新郎新婦再入場/5分
- ・テーブルラウンド/20分(ゲスト人数やテーブル数で異なる)
- ・友人のスピーチ/1人あたり5分
- ・余興/1組あたり10分
- ・両家親への手紙の朗読+記念品贈呈/10分
- ・代表謝辞/5分
- ・新郎新婦退場/5分
- ・ゲスト退場、お見送り/30分

【披露宴の流れ】余興なし、親族のみなどの少人数食事会のケース 90〜120分
- ・新郎新婦入場/5分
- ・新郎新婦より挨拶(ウエルカムスピーチ)/5分
- ・乾杯/5分
- ・歓談/40〜60分
- ・写真撮影タイム/20〜30分
- ・代表謝辞(ふたりからまたは両家代表)/5分
- ・ゲストお見送り/30分

【二次会の流れ】所要時間は120分程度
- ・開場&受付
- ・新郎新婦入場/5分
- ・ウエルカムスピーチ/5分
- ・乾杯/5分
- ・ケーキ入刀/5分
- ・食事・歓談(1回目)/20分
- ・余興(ゲームなど)/15分
- ・歓談(2回目)/20分
- ・サプライズ演出/10分
- ・新郎新婦謝辞/5分
- ・お開き、お見送り/30分

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小さな結婚式

「設立から24年 通算10万組以上、現在では年間1万組の方のウェディングをかなえている小規模結婚式の専門サービス 小さな結婚式。編集チームには、ウェディングプランナー、フォトグラファー、メイクアーティストなど様々なプロがいて、結婚式に関する豊富なノウハウと幅広い経験から結婚式を検討中のみなさまに役立つ情報をお届けします」
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