ウェディングドレスのレンタル・購入費用の相場 選び方・節約のコツ

結婚式で身にまとうウェディングドレスは一生の思い出となるものです。ウェディングドレスを選ぶときには、レンタルにするのか購入にするのかなど、かかる費用も気になるところ。レンタルする場合の相場や購入する場合の相場、ウェディングドレス以外にかかる費用相場を大公開。ウェディングドレスの値段を抑えるためのポイントなどもご紹介するので、これからドレス選びを始める花嫁さんは要チェック!
ウェディングドレス みんなはレンタル?購入?
まずは実際に結婚式を挙げた先輩花嫁は、ウェディングドレスをレンタルしたのか、購入したのかその割合を見ていきましょう!

結婚式のドレスレンタルしている人の割合は全体の9割!
2023年の「ゼクシィ結婚トレンド調査」(※1)によると、結婚式で着用したウェディングドレスをレンタルした人は全体の92%。ウェディングドレスをレンタルする花嫁さんは年々増加していて、次いで多かったのが既製品を購入した人が3.7%、オーダーメイドを購入した人が3.1%という結果に。圧倒的にウェディングドレスをレンタルする花嫁さんが多いよう。
レンタルか購入はどう決めている?
ウェディングドレスをレンタルする花嫁さんが圧倒的に多いことはわかったけれど、ドレスをレンタルする場合と購入する場合にはそれぞれどんな違い、メリット、デメリットがあるのでしょう。
■ウェディングドレスをレンタルする場合のメリット
- ウェディングドレスがプランの中に組み込まれていて、リーズナブルにレンタルできる場合が多い
- 結婚式会場と提携しているウェディングドレスショップなので、会場の雰囲気に合ったドレスが多い
- 結婚式会場でドレスを管理してもらえる
■ウェディングドレスを購入する場合のメリット
- 憧れのウェディングドレスで結婚式当日を迎えることができる
- オーダーメイドの場合は自分のサイズにぴったりなウェディングドレス作ることができる
- 結婚式後も後撮りなど好きなときにウェディングドレスを着ることができる
■ウェディングドレスをレンタルする場合のデメリット
- プランの中に組み込まれている場合、選べるドレスが限られている場合も
- 自分の体形にぴったりなウェディングドレスを見つけにくい場合も
■ウェディングドレスを購入する場合のデメリット
- 結婚式会場によっては、ウェディングドレスの管理費として持ち込み料が発生する場合も
- 自分で結婚式会場に納品したり、式後もドレスを管理、メンテナンスしないといけない場合も
それぞれのメリットデメリットを理解したうえで、最終的にレンタルするのか、購入するのか決めてみてください。
ウェディングドレスのレンタル費用相場
ウェディングドレスのレンタルにかかる平均相場は、
- 20~30万円未満/34.6%
- 10~20万円未満/24.7%
- 10万円未満/18.2%
- 30~40万円未満/16.1%
※「結婚スタイルマガジン トレンド調査2018」アンケート結果(※2)より
このアンケート結果を元にしたレンタルの平均費用は、21.7万円。
一方、購入も含めたウェディングドレスにかけた平均相場は30万~40万円。かける費用相場は年々上がっていて、ウェディングドレスにお金をかける=こだわりたい花嫁さんが増えているよう。
また、前撮りやフォトウェディングでウェディングドレスを購入またはレンタルする場合の費用相場は結婚式の場合とほぼ同じ。

ドレスの値段はどこで変わるのか?
平均の金額がわかったとはいえ、ウェディングドレスの値段はピンからキリまで。どんな理由で値段が変わるかを知っていれば、値段を抑える工夫も見えてきます。
■素材
シルクやミカドサテンなど、上質な生地を使って作られているウェディングドレスは、それだけ高額になるケースがあります。ただ、会場の雰囲気によって映えるウェディングドレスの素材も違ってきます。
■デザイン
刺繍やビジューなどウェディングドレスに施されたあしらいやカッティングなど、いわゆる手の込んだデザインのウェディングドレスはその分高額になる傾向に。
■デザイナーズブランド
国内外の有名ウェディングドレスデザイナーが手掛ける場合、ネームバリューと信頼感があります。ただ、その分ブランドの付加価値として高額になるケースも。
■オーダーメイド
既製品に比べて素材やデザイン、サイズなど自分にぴったりのウェディングドレスをオーダーメイドする場合、かかるコストも増えます。折衷案としてセミオーダーなどでコストを抑える方法もあります。
購入費用の相場
ウェディングドレスを購入するとなると、かなりの費用がかかるのでは?と思う人も多いのでは?実際にウェディングドレスを購入する場合には、セミオーダーやフルオーダーといった作り方でその値段が変わります。
- セミオーダー
ウェディングドレスのデザインや素材はあらかじめ決まっていて、自分にぴったり合うサイズに作ってもらえるのがセミオーダー。フルオーダーよりも費用をおさえることができるのも魅力のひとつ。
- フルオーダー
ウェディングドレスのデザインや素材など思い通りの1着を仕立てられるフルオーダー。費用がある程度かかる分、満足度の高い花嫁姿を叶えることができます。
自分であるいは知人に手作りしてもらって材料費だけというものから、素材やデザインを吟味して、専門店でフルオーダーして100万円を超える、という場合もあります。
レンタルでは好みの一着が見つからない、二次会や前撮り・後撮りでそれぞれ衣装をレンタルすることを考えれば、お気に入りの1着を購入したほうがウェディングドレスにかかる全体費用を抑えられると考える花嫁さんもいます。
お色直しをする人の割合は?
結婚式で全体の約78%の花嫁さんがお色直しをしていて、衣装にかけた総額平均は54.2万円。着用したウェディングドレスを含む衣装の平均は2.2着で、もっとも多かった組み合わせは、「ウェディングドレス+カラードレス」64%、次いで「ウェディングドレス+色打掛け」3.3%、「ウェディングドレス+白無垢」2.9%なので、ウェディングドレスプラスもう1着が多数派。
ウェディングドレスとカラードレス、和装どっちが安い?
お色直しをしている花嫁さんが多数派ということはわかったけれど、ここで気になるのがウェディングドレスやカラードレス、白無垢や色打掛けの和装にかかる平均相場。白無垢の平均価格はドレスより控えめですが、色打掛になるとドレスより高くなります。また選ぶドレスや着物によっても変わるので、一概に洋装が高く、和装が安い、ということはなさそうです。
各衣装でかかった平均相場は以下の通り。
- ウェディングドレス/31万円
- カラードレス/28.7万円
- 白無垢/22.3万円
- 色打掛け/33.8万円
参照:ゼクシィトレンド調査2023(※1)
結婚式会場の雰囲気や、残したい写真のイメージ、前撮りや後撮りをするかしないか等によってどの衣装を購入またはレンタルするのか検討してみて。
ドレス以外で新婦衣装にかかる費用もある
ドレスのレンタルや購入にかかる費用以外にも、結婚式プランやこだわりによってプラスでかかる費用があります。後で「これも費用がかかるの!?」と慌てないために、事前にチェックしておきましょう。

持ち込み料
結婚式会場の提携店以外からウェディングドレスをレンタルする場合や、購入したウェディングドレスを持ち込む場合、会場によっては持ち込み料がかかる場合があります。これはウェディングドレスを別途管理するための費用で、かかる費用の相場は会場によって様ざまですが1万円から高額なところで10万円かかる場合も。持ち込みを検討する場合は事前に結婚式会場に確認しておくようにしましょう。
小物代
ウェディングドレスには、ドレスそのもの以外にも、ベールやグローブ、ティアラ、ネックレスやイアリングなどのアクセサリーのほか、ドレス用のインナー、シューズといった花嫁アイテムが必要です。ドレスとセットになっているものもあれば、それぞれレンタルしたり好きなものを購入したりして持ち込む場合もあるので、どんな花嫁姿になりたいかドレスショップの担当者に相談しながら決めていくようにしましょう。
また、アクセサリー以外にも、ブーケも花嫁さんの必須アイテム。結婚式プランの中に含まれている場合も多く、新郎のブートニアとセットで作るので、衣装や会場装花などが決まってからオーダーするのが一般的。
着付け代・ヘアメイク代
結婚式当日の着付け代やヘアメイク代はプランによっては別途費用がかかる場合も。衣装合わせやヘアメイクリハーサルを行うかどうかによっても、追加で費用がかかる場合があるので、事前にどこまでがプランや衣装代に含まれているのか事前にチェックしておくようにしましょう。
ブライダルエステもかかる
ブライダルエステは、結婚式当日に目標を定めた花嫁さんのための集中ケアのこと。ブライダルエステは、「ドレスを美しく着こなすためのケア」として、顔やデコルテ、背中などドレスから露出する部分を中心に、肌トラブルの軽減や脱毛などで外見を磨くほか、忙しい花嫁の心身をリラックスさせる効果も。
なお、先輩花嫁さん91.9%がブライダルエステを実施していて、かけた平均相場は10.5万円。
ウェディングドレスの値段を抑えるためのポイント
花嫁さんにとって重要アイテムであるウェディングドレスですが、少しでも費用をおさえたい人も多いはず。そこで、ウェディングドレスの値段を少しでもおさえるためのポイントをご紹介したいと思います。
式場やプランにセットのドレスの中から見つける
多くの結婚式会場では、ウェディングドレスや和装など衣装がセットになったお得なプランが用意されています。どのプランにどこまでの衣装が付いているのか、また選べる衣装の制限があるのかなど、事前に確認しておきましょう。
成約特典をチェックする
結婚式会場に申し込みをするときに、時期やプランによって「成約特典」が設定されているものも多くあります。
- 前撮り撮影用のウェディングドレス無料
- ウェディングドレスのアップグレード無料
- お色直し衣装が半額
など、様ざまなお得な特典が用意されているので、事前にチェックしておくのがおすすめです。
特別セールやキャンペーンをチェックする
夏や冬、仏滅、平日など結婚式のオフシーズンになると、特別セールのプランやお得なキャンペーンを実施する会場がほとんど。オンシーズンと比べて大幅な値下げや特典があるものも多いので、結婚式会場のプランを細かくチェック!
選び方のポイント 決めるときに一番大切なこと
ウェディングドレスを選ぶとき重要なのは、自分が好きと思える「雰囲気」と、自分に似合う「デザイン」、「会場との相性」がポイントになります。予算やこだわりをしっかり見極めることが大切です。

ドレスへのこだわりをしっかり見極める
結婚式で着用するドレスや和装姿も残したいなど、花嫁衣裳への憧れやこだわりは尽きないもの。ただ無限に費用をかけることはできないので、いつ・どんな衣装を着たいかまずは洗い出しをしてみましょう。
【洗い出しポイント】
- 結婚式会場のプランに含まれるウェディングドレスや和装に何が含まれているのかを確認。追加料金でグレードの違う衣装が選べる場合もあるので併せて確認
- ウェディングドレスをセミオーダーまたはフルオーダーで購入した場合にかかる費用と会場への持ち込み料を確認
- 前撮り、後撮り、二次会の衣装で、どんな衣装が選べるか、かかる費用の確認
これらを並べて考えたときに、絶対に着たい衣装とレンタル・購入の場合の費用を比べて、かけられる予算とゆずれないこだわりポイントを見極めて、悔いのないドレス選びを叶えて!
試着体験はしておこう
自分好みのデザインやカラーが必ずしも似合うとならないのが衣装選びの難しいところ。試着体験では、客観的で適格な意見をもらうために、親や姉妹と一緒にドレス選びをしたという先輩花嫁さんも多いみたい。
しっかり情報収集
先輩花嫁さんがウェディングドレス選びにかけた平均期間は2.4カ月。あまりにたくさんのウェディングドレスを試着しすぎると、逆に迷いの森に入ってしまうという声も多いので、ドレスショップが自分の好みか、どの衣装を試着してみたいかなど事前にしっかり情報収集しておくのがいいみたい。
早めに動く
花嫁姿は会場とウェディングドレスなど衣装の雰囲気が合っているかがとても重要。そのためにもまずはウェディングドレスの種類を知っておき、着たいドレスを想像しながら会場見学をするなど、花嫁姿のイメージを膨らませていきましょう。また直前にお気に入りのドレスが見つかっても、予約が入っていて借りられないということもおきます。ドレス選びはとにかく早めに動くことが大切です。
ドレスをレンタルするときのスケジュール
人気のドレスは早くて1年前から予約されているケースもあるので、結婚式をすることが決まったら、気になるウェディングドレスは早めに試着&予約がおすすめです。見学会やブライダルフェアでドレスの下見や試着をさせてくれる会場も。
そこで、ウェディングドレスをレンタルする場合の大まかなスケジュールをご紹介します。
■会場選びの段階
- 挙式会場や披露宴会場の雰囲気を把握する
- どんなウェディングドレスや衣装が合いそうかイメージする
- どんなドレスショップと提携があるのかチェックする
■会場決定後(結婚式の6~4カ月前)
- 着たいドレスの画像を収集しておく
- イメージに近いドレスショップをチェック
■会場決定後(結婚式の4~3カ月前)
- ウェディングドレスを試着する
- 比較検討後、ウェディングドレスを決定し予約する
- お色直し用のカラードレスや和装を試着する
■会場決定後(結婚式の3~2カ月前)
- お色直し用のカラードレスや和装を決定する
- ウェディングドレスの小物を決定する
■会場決定後(結婚式の2~1カ月前)
- ヘアメイクリハーサルを実施して最終形を確認しておく
でも、そんなに時間もかけられない、という場合もあります。

時間がない、予算がない、でも世界一幸せな花嫁になるために
花嫁にとって一生の思い出として残るウェディングドレス。時間や予算に制限があっても、悔いの残らない衣装選びをしたいもの。
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文中参照データは以下のデータを参照しています。