
結婚式の人数、何人呼ぶ?後悔しない決め方と知っておきたいこと
2025.08.05 #結婚式
結婚式の準備で多くのカップルが最も気になっているのが結婚式にかかる費用。「結婚式では何にいくらかかるの?」「予算ってどうやって決めたらいい?」「誰がいくら払うのか費用分担がわからない」など、疑問や不安はつきないですよね。そこで、結婚式にまつわる費用についての考え方や結婚式の相場など、結婚式とお金に関する問題を徹底解説します!
以前までは結婚式には親族や友人はもちろん、職場関係や恩師など、関係のある人は呼ばないことが失礼にあたるとして、広い範囲のゲストを多く招くケースが一般的でした。しかし、コロナ禍で多くの人が集まる場を控えなければいけなくなり、その期間の挙式は少人数で執り行われていました。現在はそうした制約はないものの、ふたりだけ、家族だけ、少人数などよりプライベート感の高い結婚式を選ぶカップルが増加しています。そういった時代背景もあり、結婚式は招待するゲストの人数に応じたプランやサービスが充実してきています。
結婚式を検討する際には、まずは、ゲストを何人ぐらい招きたいのか、その顔ぶれなどをイメージしながら結婚式費用を算出していきましょう。
家族や親族、親しい友人だけをゲストとして招く少人数ウェディング。挙式だけ、挙式と披露宴、挙式と食事会など人数やふたりの希望に応じたスタイルが選べ、ゲスト人数が少ない分、使用する会場や振る舞う料理にかかる費用をおさえることができます。
結婚式に招待するゲスト数の全国平均は49.1人(※1)。人数が増えてくるとすべての方が挙式に参加するわけではなく、披露宴に参列いただく形になります。そのため、お招きするゲスト人数が変わることによって以下の項目の費用が大きく変わります。
ふたりの交友関係やご両家の考え方によっては、仕事関係や学生時代の先輩・後輩、知人など結婚式にお招きするゲスト数が多くなることもあります。思っていた以上にゲストが増えたなんてこともよくある話なので、まずは両家含めてゲストの顔ぶれを事前に確認しておくようにしましょう。
人数が増える分出費も増えますが、その一方でご祝儀も増えるので、しっかり計画を立てれば、自己負担額を抑えることもできます。
結婚式には大きく分けて、チャペルや神殿などで夫婦の誓いを立てる挙式と、ゲストを招いた披露宴や食事会、その後親しい友人などを集めた二次会の3部構成に分かれます。ふたりが希望する結婚式ではどこまでやりたいのか次第で、かかる費用も大きく変わってきます。それぞれの平均費用を見ていきましょう。
ふたりだけで挙式を行うケースや、両家家族や親族も参加する挙式もあります。また、そのあとに食事会を行うカップルも多く、食事会の会場も選ぶ場所によって費用が変わってきます。挙式のみ行う場合であればかかる費用の平均相場は27万4000円(小さな結婚式(株)レック調べ)となっています。
挙式後に挙式に参列した親族に加え、友人、職場関係の人も招いた披露宴を行う場合、参列者50名想定でかかる費用の総額全国平均は327万1000円、東京都内で開催した挙式・披露宴にかかった平均費用は360万1000円となっています(※1)。
もちろん、お招きするゲスト数によっても、費用は変動します。一般的に披露宴を行う場合、ゲストからのご祝儀があるので費用と相殺して計算することで自己負担金がイメージしやすくなります。ただ、北海道や沖縄での披露宴はご祝儀ではなく会費制で行う文化があるので、どういった披露宴にするかは両家を含めて相談しましょう。
挙式や披露宴を行った後に開催される二次会。
結婚式に呼べなかった友人などをお招きしてフランクに行われることが多く、友人が開催してくれる場合も。二次会にかかる費用の平均は18万1000円で(※1)、会費制で行われることが多く、食事代やゲームのプレゼントなどかかる費用は会費でまかなわれることもあります。
結婚式を挙げる場所によっても費用が変わります。
結婚式ができる場所として、ホテルや専門式場、ゲストハウス、レストラン、神社などが挙げられます。挙式だけの場合や挙式と披露宴がセットプランになっているケースが多く、どんな雰囲気で結婚式を挙げたいかをイメージしながら絞り込んでいきます。またゲストをお招きする場合は、ゲストのアクセスや宿泊を伴うかなども考慮すると後々安心です。
ふたりだけや両家家族と一緒にリゾート地で結婚式を行うこともできます。国内で人気なエリアは沖縄や北海道、海外はハワイが挙げられます。プランの中に交通費も含まれている場合がありますが、それぞれ手配する際にはゲストの交通費負担をどうするのか事前に話し合っておきましょう。リゾートウェディングを選んだ場合、挙式にかかる費用の平均は国内が66万円(※2)、海外が117万1000円(※3)。また帰国後にカジュアルなお披露目会として1.5次会や披露宴を行うカップルも多いよう。
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ここからは具体的に結婚式にかかる費用の平均相場を項目ごとにご紹介します。
夫婦としての誓いを立てる挙式セレモニーには、教会でのキリスト教式や結婚式会場やレストランなどでの人前式、神社での神前式などがあります。
挙式会場別にかかる挙式費用の相場は、
また、神社で神前式を行う場合は「初穂料」として納めるのが一般的です。初穂料の相場は5~15万円程度ですが、格式の高い神社の場合はさらに費用が高くなることもあります。
挙式だけプランとして挙式会場費や衣装、小物代、写真がセットになっているプランも多くあるので、事前に情報収集して比較検討するようにしましょう。
挙式や披露宴のプラン内に含まれている場合もありますが、お色直しで、和装から洋装、洋装から和装へ、あるいはウェディングドレスからカラードレスへと、2着、3着と衣装を追加したり、プラン外のものをレンタルする際に別途費用がかかります。衣装を持ち込んだ際には持ち込み料がかかるケースも。また親族参列者の留袖など衣装をレンタルするか、着付けが必要な場合は着付け代などによっても、かかる費用が変わるので、事前に確認しておくのがベター。なお、結婚式の衣装代(新婦の衣装総額)にかかる費用の平均は51万円(※1)
ゲストをお招きした結婚式の場合、招待状や席次表、席札、ふたりのプロフィールブック、料理のメニュー表など、ペーパーアイテムの準備が必要です。これらにかかる費用の平均は、招待状353円・席札179円・席次表340円・プロフィールパンフレット273円(全て1部当たりの作成費用 ※1)ですが、コストの削りどころとして手作りするカップルも多いみたい。
食事会や披露宴を行う場合、費用に大きくかかわるのがゲストに振る舞う料理や飲み物。お招きする人数によっても変動し、ゲストひとりあたりの平均は2万700円(※1)。食事会や披露宴のプランで人数ごとにセットになっている場合も多いので、気になる会場のプランを先に確認してみるのがおすすめです。
挙式会場のバージンロードや祭壇、披露宴会場の受付、ゲストテーブル、高砂などに飾る会場装花。使う花材やボリューム、ゲストテーブルの数によって費用が変動します。かかる費用の平均は18万7000円(※1)で、会場装花もプラン内に含まれているケースも多いので事前にチェックを。
結婚式に参列してくれたゲストに贈る引出物。手軽さで人気なカタログギフトを選ぶカップルも多く、かかる費用の平均は一人当たり6,900円(※1)。ゲストによって贈り分けをするケースもあり、ゲスト数によってかかる費用も大きく変動します。また、引出物以外にも、お見送りの際に手渡しするプチギフトを用意するのが一般的で、プチギフトにかける平均相場は一人当たり300円(※1)。
結婚式の大切な瞬間をプロのカメラマンにリクエストする場合、かかる費用の平均は20万6000円(※1)。写真にするのか、動画で撮影するのか、撮った素材をデータでもらうのか、アルバムやDVDに編集するか何冊作るかによって費用が変動します。またカメラマンも結婚式のプランの中に含まれているケースもありますが、カット数やアルバム作成の有無など、制限がある場合もあるので確認しておくようにしましょう。
結婚式で受付や司会をゲストにお願いした場合や、主賓としての挨拶、乾杯の音頭をとってもらった場合に渡す心づけ。心づけの金額相場は3,000~10,000円。また、遠方から新幹線や飛行機を乗り継いで参列してくれたゲストには、その半額や全額を負担するという意味でお車代を渡すケースも多くあります。お車代の目安は1万円程度ですが、親族へはこれまでの親族間での慣例などもあるので両家親に事前に確認を。
二次会は会費制で開催されるケースが多く、かかる費用の平均は18万1000円(※1)ですが、友人が幹事として開催してくれる場合やかかる費用も会費内で収まることも多いよう。また、リゾートウェディング後の1.5次会の場合は、披露宴と同様にご祝儀をもらって新郎新婦が費用負担するケースが一般的。
結婚式の費用で最大ともいえる気がかりが、誰が出すのか問題やトータルでかかる自己負担金のことではないでしょうか。結婚式費用を考えるときに、知っておきたい費用にまつわる確認事項を紹介します。
結婚式にかかる費用を見たとき「こんなにお金かけられない!」と驚く人も多いはず。でも安心してください。結婚式にかかる費用=自己負担金ではありません。結婚式では参列したゲストから「ご祝儀」をいただくので、ゲスト人数×関係別のご祝儀相場から見積もった金額から、結婚式費用を差し引いた金額が自己負担金になります。
結婚式の費用をいつ支払うのかは会場によって様ざまで、これによりいつお金を準備しておくのかが変わってきます。
一般的に支払いが必要な場面は、
と3つのタイミングがあります。
「内金」の相場は5~10万円ほど、「中間金」は結婚式費用の総額から内金を差し引いた全額を支払います。会場によっては、半額程度という場合や、中間金自体がなく、「最終支払い」ですべてを精算する場合もあります。「最終支払い」では、ゲストの人数や料理、演出などが確定した後、支払い済の内金や中間金を差し引いた金額のことです。すでに中間金で全額支払っている場合でも、当日急遽必要になった飲食代などが請求される場合があります。
この「中間金」や「最終支払い」が自分たちでの支払い立て替えができない場合、ご祝儀は結婚式当日にいただくものなので、最終支払いを結婚式後に行えるか、また最終支払いが結婚式前であってもクレジット払いができるかどうかを確認しておくと安心です。
結婚式に支払う費用を親が出す・出さない、両家折半・新婦側は出さないなど、家によって考え方は様ざま。両家のバランスを気にするケースもあリ、もめやすいポイントでもあります。そうならないためにも、まずはそれぞれの親に事前に確認して、ふたりで話し合う機会をもつのがポイントです。両家の今後のお付き合いも考えて、家同志でもめないよう、ふたりが間に入って調整するスタンスで進めていきましょう。
大きなお金が動く結婚式の費用では、親にその一部または全部を負担してもらう場合、気になるのが贈与税。通常、1年間に1人の人がもらった合計額が年間110万円を超える場合、贈与された年の翌年3月15日までに贈与税の申告・納付が必要ですが、「結婚・子育て資金の贈与税の非課税措置」を使えば1,000万円を上限に多額の資金をまとめてもらっても非課税になります。
結婚式では、ふたりのこだわりどころがどこにあるのかを洗い出しておくことが大切です。絶対にあのドレスが着たい、ゲストに振る舞う料理にこだわりたいなど、お金をかけたいポイントと、そんなにこだわっていないポイントをはっきりさせておくと費用につまずく可能性を大きく減らすことができます。
結婚式費用の総額をおさえたいなら、結婚式をする日取りにも注目。結婚式のオフシーズンである夏や冬、平日や仏滅、ナイトタイムでも問題なければお得なプランがたくさんあるのでぜひ活用しましょう。またリニューアル記念などお得な限定プランやキャンペーンを打ち出している場合もあるので要チェック。ただし、ゲストをお招きする場合は、ゲストの都合やアクセス等を考慮するようにしましょう。
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花嫁のこだわりどころの上位にランクインするウェディングドレス。一生に一度のことなので、後悔のないよう着たい衣裳を選びたいもの。結婚式では会場の立地や雰囲気などで絞り込む場合も多いですが、着たい衣裳があるかどかで結婚式を選ぶのもひとつの方法です。
小さな結婚式のドレス
結婚式を開催する費用だけでなく、それ以外にも結婚にかかる費用はいくつかあります。
人生の大きな節目の結婚、結婚式は大きなお金が動く時でもあります。でも、後悔が残らないようにやりたいものですよね。
結婚式で一番大切なのは、ふたりの思いと大切なゲストに人生の節目を一緒に祝ってもらう時間を過ごすこと。
少人数で濃密な時間を過ごせる挙式や食事会、たくさんの友人知人を招いた大規模な披露宴の結婚式まで、そのスタイルは実に様ざまです。
少人数でこだわりのある挙式を考えている方は、ぜひいちど小さな結婚式にご相談ください。おふたりの夢の結婚式を叶えるお手伝いをします。
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文中参照データは以下のデータを参照しています。
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