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2025.02.06 #結婚式

家族、親族のみの結婚式の費用 予算を抑えて満足度の高い結婚式

家族、親族のみの結婚式の費用 予算を抑えて満足度の高い結婚式
コロナ禍で注目を集め、今や結婚式の定番スタイルの一つになっている家族・親族のみの結婚式。大切な人たちに一番近くで祝ってもらえる、準備の負担が少ない、旅行も兼ねて自由な場所で結婚式ができるなどのメリットも。そこで、少人数結婚式にかかる費用相場を、「結婚式のスタイル別」「人数別」「場所別」にご紹介!

目次

家族、親族のみでの結婚式、家族婚を選ぶ人は増えている

大勢のゲストを招いて挙式・披露宴を行うことがステータスだった時代から、シン・結婚式時代へ。 本当に大切なゲストを招いて少人数でアットホームに誓う少人数婚や家族婚を選ぶ人が増えています。
 
家族・親族中心の結婚式は両家の親と親族同士がゆっくり会話できるため、新しい家族の絆がグッと深まるメリットがあります。また、招待客の選定やギフトの手配などに頭を悩ませる必要もありません。 気をつけたいのは、身内だけだからとお料理や演出の手を抜いてしまわないこと。盛り上がりに欠けた結婚式となってしまわないように、お金のかけどころをしっかり見極める必要があります。 また、ゲストが少ないぶん結婚式全体の費用は抑えられますが、ご祝儀をいただける人数も減ることになります。まずは、人数に関係なく結婚式にかかる費用を理解しましょう。

親戚、身内のみの結婚式もスタイルで費用感が変わる

ゲスト40名未満の少人数ウエディングの平均費用総額は、100万円台~200万円台。大人数ウエディングを含めた結婚式全体の平均相場327万1000円(※1)に比べて、安くなります。
なお、100万円台~200万円台という平均費用の開きは、結婚式のスタイルや人数による差。
 
家族・親族のみの結婚式では、大きく分けて
  • 挙式のみ
  • 挙式と食事会(料理メイン)
  • 挙式と披露宴(料理+演出あり)
  • フォトウェディング
の4スタイルがあり、どのスタイルを選ぶか、会場をどこでやるかで費用感が異なってきます。
それぞれ、スタイル別の費用相場を見ていきましょう!

挙式のみの場合

実は、挙式費用は招待人数の影響をあまり受けません。
挙式料の平均費用は、挙式スタイル別にみると
  • ・神前式 … 33万7000円
  • ・キリスト教式 … 38万3000円
  • ・人前式 … 35万8000円
  • ・全体平均 … 35万円
となっています。
 
また会場別に見ると、
  • ・神社 … 24万9000円
  • ・教会(国内) … 46万2000万円
  • ・ホテル … 37万9000円
  • ・レストラン … 14万円
と費用差があります。
 
これは会場費だけでなく、神社の場合は初穂料、教会(チャペル)は会場使用料や聖歌隊などの費用が必要になり、ホテルは館内チャペルまたは神殿の使用料や演出などが含まれたパックプランを利用する場合が多いこと、レストランは人前式で利用するケースが多く挙式料がかからない、といった影響があると考えられます。
 
小さな結婚式での少人数挙式のプラン費用については、以下を参照してください。

挙式と食事会、披露宴

挙式が終わったら解散、というのも少し寂しい。挙式後に披露宴とまではいかなくても、食事会、会食をしたい、と考える方は多く、小さな結婚式で挙式を上げる方の50%が実施されています。 

 

少人数の食事会で最低限、必要になるのが、料理・飲物、ギフト(引出物・引菓子)のおもてなし費用。ゲスト1人あたりの料理+飲物費用の平均は2万700円。ゲスト1人あたりのギフト費用の平均は、引出物6000円・引菓子1400円です。 

 つまり、それらの合計額2万8100円招待人数=食事会のおもてなし費用の目安になります。 

 

食事会と披露宴の線引きは明確にはありませんが、食事会に加えて、演出アイテムやイベント(テーブル装花、ケーキ入刀、両家親への花束や記念品贈呈、司会者、映像演出など)を盛り込むと、披露宴言えそうです。 


小さな結婚式 会食(挙式後のお食事会)について

費用の考え方

これまでお伝えしたように、挙式費用はスタイルや会場によって変わるもののゲストの人数での大きな変動はありません。一方で、食事会、披露宴を行うとゲストの人数で値段が大きく変動します。
そのためゲスト人数で変動する費用、ゲスト人数に関係なくかかる費用に分けて、どこまでやるか、ゲストをどこまで呼ぶのかを検討しましょう。
 
<ゲスト人数に関係なくかかる費用>
  • ・親への花束・記念品(両家分) 平均3万4000円
  • ・映像演出総額 平均10万9000円
  • ・司会者 平均7万円
  • ・当日のスナップ写真 平均20万6000円
  • ・その他:会場使用料、音響・照明料、プロジェクター使用料、新郎新婦の衣裳代、挙式などにかかる費用
 
<ゲスト人数で変動する費用>
  • ・料理+飲物代(1名あたり) 平均2万700円
  • ・引出物代(1名あたり)平均6000円
  • ・引菓子(1名あたり)平均1600円
  • ・その他:テーブル装花、招待状などの印刷物にかかる費用
 
挙式のみ、挙式+食事会・披露宴の費用をお伝えしましたが、これ以外に新郎新婦の衣装代などもかかります。衣裳代の平均はウエディングドレス28万8000円、白無垢18万9000円、タキシード13万6000円、紋服10万7000円です。食事会のみ行う場合は、手持ちのスーツや振袖などを選べば費用を安く抑えられますが、結納の食事会と変わらない雰囲気になりやすいので注意しましょう
フォトウェディング

フォトウェディング

写真で残す結婚式「フォトウェディング」。 

挙式・食事会・披露宴など特別なことはしたくないけれども結婚の記念、思い出だけは残したいというカップルが選択する今どきの結婚式のスタイルです。 

撮影だけでなく挙式も行う場合、式当日とは別の日に写真撮影を行う「前撮り・別撮り」がフォトウェディングにあてはまります。 

 

ホテルの写真室やフォトウェディング専門スタジオで撮る「スタジオ撮影」と、スタジオ外へ出かけて撮る「ロケーション撮影」があり、それぞれの相場はスタジオ撮影が平均20万8000円、ロケーション撮影が21万3000円です。 

 

写真のカット数やアルバム作成の有無、撮影時期や衣裳の種類・点数などによって費用が変わります。家族や親族も一緒に撮影したい場合は、家族・親族分の衣裳レンタルや着付けにかかる費用、撮影後に食事会の費用が発生することも。できるだけ費用を抑えたい場合は、繁忙期(春・秋)や土日祝を避けて、平日割引や早期予約特典なを上手に利用してみては。 

フォトウェディングと食事会がセットになったプランを用意している式場やフォトスタジオもあり、別々に手配するよりお得になることも! 


小さな結婚式 フォトウェディングプラン

家族、親族のみの結婚式 ご祝儀はなし? お車代は?

家族・親族のみの結婚式を行う場合のご祝儀について、こうあるべきという決まりはありません。大切なのは、お招きする親族が戸惑わないように配慮すること 

 

食事会+引出物を用意する場合は、ご祝儀をありがたく受け取り、おもてなしできちんとお返しをするようにしてはいかがでしょうか。挙式のみ・引出物なしとして、ご祝儀を辞退する場合はその旨を事前に伝えておきましょう。食事・引出物どちらも用意していないのにも関わらず、ご祝儀をいただいた場合は後日、内祝いとして、いただいた金額の半額相当のお返しをしたいもの。また、遠方からお招きする親族には、往復の交通費・宿泊費に相当するお車代を用意するかどうか、こちらも事前にお伝えしておきましょう。なお、ご祝儀制の披露宴を行った場合の親族1人あたりのご祝儀相場は、平均7万9000円(※1)。お返しの質にもこだわりたいものですね。 

参列者の人数ごとの、結婚式費用の目安

ゲスト数によって変動する部分の10人・20人・30人の場合の人数別の費用相場を、概算してみました。 

いずれの場合も、挙式なし、食事会・ギフト(引出物・引菓子)ありで、1名あたりの料理・飲物費用は1名2万700円、引出物費用は6000円、引菓子は1600円の平均額で計算していますまた人数によって追加が想定されるアイテムを、それぞれに記載しました。 

これに希望の挙式スタイル、会場の費用と新郎新婦の衣装代を加え、おおよその費用の目安にしてください。 

親族のみで10名の場合=20万円前後 +遠方ゲストお車代

  • 1 料理・飲物代=12万7000円
  • 2 引出物・引菓子代=7万6000円
  • ・その他=ふたりの衣裳代、遠方ゲストのお車代
 
10名の場合は、ごく親しい家族・親族のみという場合が多く、料亭やレストランの個室でシンプルに親睦を深めるための食事会のみを行うことが多いよう。ふたりの衣裳を手持ちのスーツ・振袖などにすれば、衣裳代も安く抑えられます。必要なおもてなし費用(料理・飲物、引出物・引菓子)20万円前後+遠方ゲストのお車代が必要になると考えておきましょう。

親族のみで20名の場合=40万円前後 +会場使用料・テーブル装花など

  • 1 料理・飲物代=25万4000円
  • 2 引出物・引菓子代=15万2000円
  • ・その他=会場使用料、テーブル装花代、ふたりの衣裳代、遠方ゲストのお車代など
 
20名の場合、個室料や会場使用料が必要になることが多く、長テーブルや複数テーブルの用意も必要になってくる可能性があるため卓上装花がないと寂しい印象に。また、人数が増えるため主役感を演出する意味でもウエディングドレスやタキシードを手配した方が絵になりやすそう。
20名分のおもてなし費用の目安40万円前後+会場使用料、テーブル装花代、遠方ゲストのお車代が必要になると考えておきましょう。

親族と親しい友人のみなど、30名の場合=160万円程度~

  • 1 料理・飲物代=38万1000円
  • 2 引出物・引菓子代=22万8000円
  • ・その他=会場使用料、テーブル装花代、ウエディングケーキ入刀や映像演出などの演出代、司会者代、当日スナップ撮影代、ふたりの衣裳代、遠方ゲストのお車代など
 
30名の場合、レストランの貸し切り料金やホテル・ゲストハウスの小宴会場の会場費がかかる可能性があります。また、司会者やケーキカットなどの演出を取り入れると場が盛り上がります。さらに、人数が増えると当日のスナップ撮影もプロにお願いする方が撮りモレが防げたり、記念撮影そのものが演出も兼ねられる利点も。30名分のおもてなし費用60万円前後+その他費用で100~150万円は見積もっておいた方が良さそうです。

親族のみの少人数なら憧れのハワイ、海外、リゾート挙式も叶う

家族・親族のみの少人数なら、新婚旅行を兼ねてハワイなどの海外や沖縄などの国内リゾートで結婚式を挙げる方法もあります。日常から離れた海や森などの自然に囲まれ、ふたりはもちろん、ゲストもリフレッシュできて共通の思い出をシェアできるのが最大のメリット。 

滞在先や季節、ゲスト数によって費用総額が変わります。 

また当然ながら国内リゾート挙式よりも海外挙式の方が移動や滞在のための日程が長くなる傾向があり、ゲストの調整が難しい点も考慮しておきましょう。 

 

国内外の人気リゾートであるハワイ、沖縄、北海道、軽井沢の挙式について魅力や費用のポイントを解説していきたいと思います。 

ハワイ挙式の費用目安

ハワイ挙式の魅力は、ビーチの美しさと年間を通して過ごしやすい気候を楽しむことができる点。チャペルや宿泊施設も充実していて日本語も通じやすいため、家族・親族の満足度も高いでしょう。海外ウエディングを実施したカップルの実に6割以上がハワイを選んでいることからも、人気の高さが伺えます。 

 

気になるハワイ挙式の相場は平均126万円、2人分の旅行代金の平均が89万9000円、旅行期間の平均は7.5日(※2となっています。つまり、旅費+挙式費用で215万円程度は必要になることを想定しておきましょう。 

 

利用するプラン等で含まれるアイテムが異なるので、事前にしっかり確認しておくことポイント。また、列席者数の平均は610人。ゲストの旅費と宿泊費については、全て二人が負担したのは4.8%で、一部負担29.8%、まったく負担しなかった65.4%となっています。旅費や宿泊費をゲストに全額負担してもらう場合には、ご祝儀は受け取らないなどの配慮をしましょう。 


小さな結婚式 海外リゾートウェディング

沖縄挙式の費用目安

国内リゾート挙式の代表的な人気エリアが、沖縄。ふたりの衣裳とゲストの服装を、沖縄らしい「かゆりしスタイル」でコーディネートするなど、開放感いっぱいの楽しみ方ができる点も魅力です。 

 

沖縄のリゾート挙式の平均費用(旅費を除く)は68万円(※3)で、同じビーチリゾートでも海外のハワイと比較すると割安ですね。旅行会社のパックツアー料金を参考にすると東京から沖縄の2泊3日の旅費は、1人あたり5万円程度25万円程度と幅があり、季節や土日祝or平日の日程、ホテルのランクやアクティビティなどのオプションの有無で費用差が生まれるようです。 

 

ゲストの旅費は海外挙式の場合と同様に、ゲストに一部または全額負担してもらう場合はご祝儀をなしにするなどの配慮をしたいですね。 

北海道挙式の費用目安

北海道リゾート挙式の魅力は、広大な自然との一体感。豊かな大地に育まれたおいしい食べ物や、本州のような梅雨がなく夏でも爽やかに過ごせる点も大きな利点です。また、ダイナミックな自然を背景にウェディングフォトを楽しめる点も嬉しいですね。 

 

北海道の挙式費用の平均39万8000円、ロケーション撮影費用の平均17万2000円、1人あたりの料理+飲物費用は平均1万7600円(※4)で、全国平均よりも少し低めです。また、東京から北海道の2泊3日の旅費は、1人あたり10万円程度35万円程度が目安で、訪れる時期や現地での過ごし方、ホテルのランク、レンタカーの有無などによって大きく変わります。 

 

また、北海道では披露宴を会費制で行う人も多く、1人あたりの会費平均は男女とも1万8000円となっています。そんなご当地の特性を取り入れてご祝儀制ではなく会費制にして、旅費の一部をゲストに負担してもらっても。ただし、会費制にした趣旨などを事前にきちんと伝えておきましょうね。 

軽井沢挙式の費用目安

日本を代表するリゾート地として、古くから国内外の賓客を迎え入れてきた軽井沢。数あるリゾート地の中で、軽井沢が特に優れているのは「おもてなし」ホスピタリティの高さと言えるかもしれません。また、美しい自然や森を背景に彩り豊かな写真を残せる点も魅力です。 

 

軽井沢を含む長野・山梨の挙式費用の平均35万6000円、ロケーション撮影費用の平均19万2000円、1人あたりの料理+飲物費用は平均2万200円(※5)で、こちらも全国平均よりも少し低め。また、東京から軽井沢の2泊3日の旅費は、1人あたり5万円程度20円程度が目安。東京から新幹線や高速バスでもアクセスしやすく、他のリゾートよりも多くのゲストに参加してもらいやすい利点も。 

 

遠方の親族はお車代として旅費をふたりが負担し、親しい友人にはご祝儀ナシで、それぞれ好きな交通手段で現地集合してもらっても旅行気分を楽しんでもらえるかも知れませんね。 

小さな結婚式 国内リゾートウェディング

私たちのやりたいこと、しっかりかなえよう

ゲスト人数が多い一般的な結婚式よりも、少人数ウエディングの方が、海外・国内リゾート挙式も含めて、選択肢が幅広く、挙式や披露宴のスタイルも自由度が高くなります。
例えば、少人数専門の『小さな結婚式』では近年ニーズが増えているペットと一緒にアットホームな挙式を叶えられるプランもご用意しています。
どんな場所で誓いたいか、ゲストとどう過ごしたいか、そして何にお金をかけたいかをふたりでしっかり話し合って、思い出に残る素敵な結婚式にしてくださいね。
 
 
 
特記のない文中各種平均費用データについては、以下を参考にしました。
リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)
※1 リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(首都圏)
※2 リクルートブライダル総研「結婚トレンド調査2019(海外ウエディング編)
※3 沖縄県観光振興課「令和5年沖縄リモートウエディング統計調査結果(年間)
※4 リクルートブライダル総研「結婚トレンド調査2023(北海道)
※5 リクルートブライダル総研「結婚トレンド調査2023(長野・山梨)

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「設立から24年 通算10万組以上、現在では年間1万組の方のウェディングをかなえている小規模結婚式の専門サービス 小さな結婚式。編集チームには、ウェディングプランナー、フォトグラファー、メイクアーティストなど様々なプロがいて、結婚式に関する豊富なノウハウと幅広い経験から結婚式を検討中のみなさまに役立つ情報をお届けします」

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