結婚式に呼ぶ友達がいない、少ないからできる結婚式もある

目次
結婚式に呼ぶ友達が少なくて憂鬱
新郎・男性側の友達が少ない場合
普段から人づきあいが得意ではなく社交的ではない、という人もいるかも知れません。一方で、決して友達が少ないわけではないものの、新婦の友達が多いことで、自分の友達が少なく感じてしまうこともあるかもしれません。
新婦と自分の友達の人数差が気になってしまうのは仕方ないことが、新婦に気を遣わせてしまうのも憂鬱ですよね。
新郎側の職場関係ゲスト=新婦側の友人ゲストで人数差を近づけてみも良いかも知れませんね。
新婦・女性側の友達が少ない場合
友達が0人。呼ぶ人がいない。のが恥ずかしい
よくあるのが、「友人はいるけど、結婚式に招待するほど親しくない」というケース。特に、就職を機に仕事が忙しくなって、学生時代の友人と何となく疎遠になってしまった…という人は多いのではないでしょうか。
久しぶりに声をかけるのが「恥ずかしい」だけで、本音は「お祝いして欲しい」と思っている場合は、まず近況報告を兼ねてコンタクトを取ってみては? もしかしたら、相手も同じように、気になりながらも忙しくて連絡できていないだけかも知れませんよ。ふたりの結婚式が糸口となって、疎遠になっていた学生時代の友人同士が同窓会のように盛り上がる可能性もあります。
また、思い切って友達ゲストはなしで家族・親族のみの結婚式にシフトチェンジも視野に入れて良いかもしれません。
友達はいるけどみんな遠い、子育て中で忙しい
友達はいるものの、その多くが遠方に住んでいる場合も、招待することを迷いがち。進学や就職などで地元を離れてしまったり、結婚を機にパートナーの住む地域へ引っ越すことになった場合などによくあるパターンと言えそうです。
遠方から参加いただくゲストのお車代を負担したり、交通便の良い結婚式の会場を選ぶ。子育て真っ最中のゲストのために、おむつ替えや授乳スペースなどの設備が充実した結婚式の会場を選ぶなど、ゲストの立場にたって配慮して、それを招待の際にきちんと伝えることで、参加してもらいやすくなるかもしれません。
仲の良い友達だけ呼びたいけど、一人になってしまって申し訳ない
「本当に大切な親友を1人だけ招待したい」と考えたときに、悩むのが、結婚式当日のこと。
家族・親族、職場関係者と初対面になる場合は、一人ぼっちにさせてしまう申し訳なさから、招待することをためらってしまうかもしれません。でも、そういう場合も席順(配席)などの工夫でフォローできたりするので、自身の大切な節目をともに過ごすことを諦めないでください。
どうフォローするか、は後ほど取り上げる「とにかく少ない人数を増やしたいと思う時のQ&A」を参考にしてみてください。

結婚式の友人って平均何人呼ぶもの?
- ●学生時代の友人・恩師(勤務先以外の友人):24人
- ●親族:19.2人
- ●勤務先の上司・同僚:9.5人
- ●親の友人・知人・近所の人:1.1人
- ●その他:1.8人
- ●新郎側・新婦側が同程度:43.1%
- ●新郎側の方が多い:27.9%
- ●新婦側の方が多い:24.1%
- ●無回答:4.8%
- ●親しくしていること:87.8%
- ●付き合いが長いこと:65.1%
- ●招待しないと失礼にあたること:6.9%
- ●その他:2.6%
- ●無回答:1.0%
平均人数は約24人
結婚式に招待する友達ゲストの平均人数は、約24人。
これは学生時代の恩師も含む平均値なので、友達のみに絞り込むと20~22人程度と推測できそうですね。式の規模にもよりますが、友人ゲストの平均人数を結構多く感じる人もいるかも知れませんね。
友人が少なくて困ることってどんなこと?
結婚式に友達ゲストが少ないと、どんな影響があるのでしょうか。
考えられるのは、友達ゲストにお願いすることが多い結婚式当日の「受付」「余興・スピーチ」です。とはいえ、きょうだいや親族、職場の後輩などにお願いできる人がいれば、友達である必要はありません。
他にも、新婦側の友達ゲストが少ないと、新郎側の友達ゲストは一般的に男性が多く、服装は黒系が多くなってしま傾向があるため、彩りや華やかさに欠ける雰囲気になるかも知れませんね。
結婚式に呼ぶ友人の数には決まりはない!
結婚式に呼ぶ人の決め方
- どんな挙式・披露宴にしたいかイメージをかためる
- 必ず呼びたい人→可能なら呼びたい人→結婚報告だけでも可の優先順位をつけてゲスト候補をリストアップ
- 新郎側・新婦側で人数差がある場合、どう調整するか話し合う
- 会場の収容人数・予算に合わせて調整する
受付やスピーチ、友人でなければならないわけではない
先にお伝えしたように、結婚式当日に友達ゲストが少なくて困ることは、ほぼありません。受付を親族にお願いしたり、スピーチや余興は一切なしにして、ゲストの負担そのものを減らす考え方もあります。
解決方法は、いくらでもあるので心配しすぎなくて大丈夫。むしろ、結婚式で何か頼みたいから友達ゲストを呼ぶという考え方は本末転倒と言えるかも。純粋に、結婚をお祝いしに来て欲しい!と心から思えることが大切ではないでしょうか。

とにかく少ない人数を増やしたいと思う時のQ&A
少しでも関係のある人、久しぶりの人を呼んでいい?
友達がひとりぼっちになってしまいそう、呼んでいい?
一人で結婚式に参加するのは、少なからず不安なもの。大前提のマナーとして、お一人での招待になることを事前に知らせて、出欠の判断を相手にゆだねましょう。
参加してもらえる場合は、当日の席次(座る席)に配慮し、共通の話題のありそうな人や、他にも一人で出席する人、面倒見の良い人などを隣席に配置しましょう。
「推し活ファンが一緒だよ、話しかけてみて」など、双方の席札に隣席の人の情報を書き添えるか、事前にひとことフォローを入れて会話のきっかけ作りをしてあげて。
また、ゲスト数が20名以下の少人数であれば披露宴のテーブルレイアウトを工夫し、一般的な円卓ではなく、流しテーブル(晩餐会のような長テーブル)にして、新郎新婦もゲストと同じテーブルで食事を楽しむのも良いかも知れませんね。
参列者のパートナーも一緒に呼んでいい?
そのパートナーと面識がある場合は、「これからも一緒に仲良くしたいから、よければ二人で参加して」と伝えて気持ちを確認してみてはどうでしょう?
面識がない場合も、友達とパートナーが結婚予定であったり、パートナーも含めて今後も仲良くしたい!ということであれば、結婚式を機に家族ぐるみのお付き合いができるかもしれません。
また、どうしても人数合わせのためのゲストが必要ということであれば、費用はかかりますが友人代行やレンタル友達などのサービスを利用する方法もあります。

あまりたくさん呼びたくない、人数を絞りたいと思う時のQ&A
少人数挙式にして、参列者を絞っても問題ない?
少人数挙式にして、参列者を絞っても問題ない?
全く問題ありません。職場関係者は呼ばず、家族、家族ぐるみの付き合いがある親族、ごく親しい友達だけで行う結婚式も増えています。ふたりが心から大切に思う人たちに、結婚の報告と感謝の気持ちを伝えることが結婚式の最重要ミッション。親しい人だけならアットホームな雰囲気で進めることができて、大勢に注目される気恥ずかしさも軽減できますよ。
年間1万組の少人数結婚式をかなえる小さな結婚式で、実際に挙式をされた先輩カップルの例も参考にしてみてください。
呼ばれなかったと後で不満に思われない?
- ●親しい人 → 式に招待
- ●たまに会う人 → 二次会に招待
- ●その他の人 → 結婚報告+個別に食事会
その際に大切なのは、「私はなんで呼ばれないの?」と相手をモヤモヤした気持ちにさせないことです。
特に、同じ友達グループで全員を招待しない場合、招待する人・招待できない人それぞれに説明をしておきたいもの。招待できない人には、「二次会は一緒に行きたいと思っていたレストランなの、ぜひ来てね」「ゆっくり話したいから新居に遊びに来て」などのフォローと配慮を忘れずに。

友達の数が気にならない 結婚式のスタイル
ふたりだけでやりたいことをちゃんとやる結婚式
従来の結婚式の形式にとらわれず、友人や親族を招待しない「ふたりだけの結婚式」という選択肢もありです。ゲストの人数調整に頭を悩ませることもなく、周囲の誰にも気をつかうことなく、お互いの愛を確かめあえるので、夫婦としてのスタート感・ふたりの記念日感が増すことでしょう。
大勢のゲストの前に出るのは恥ずかしい、ゲストにずっと気遣いをするのは負担などの理由で結婚式に二の足に踏んでいる場合も、ゲストなしの結婚式スタイルはおすすめです。お世話になった親族や友達には、改めて後日に小規模な食事会を開いて、結婚報告の場を設けることもできます。
家族だけ、ごく親しい友達だけの少人数結婚式
親族やごく親しい友人だけを招いた結婚式は、少人数ならではのアットホームな雰囲気が魅力です。ふたりの生い立ちやなれ初めの紹介を兼ねた新郎新婦クイズや、くじ引きなど、大人数ではまとまりにくい演出も気軽に取り入れられます。また、新郎新婦からゲスト全員を紹介したり、家族や親族、友人など一人一人に向けた感謝のメッセージを送ってもステキ。
海外挙式・国内リゾート挙式を選ぶ
子育て中の友達が多くて呼べないなら、もっとカジュアルに楽しく
子どもは披露宴中でもお構いなく泣き出したり、ジッとしていられないので、「せっかくの雰囲気を壊してしまうのでは」と、参列したい気持ちはあっても、子育て世代の友達の多くはためらっているのかもしれません。
友達の多くが子育て中ということであれば、ガーデン付きの貸し切りにできる会場を選ぶなどして、カジュアルな結婚式をテーマにしてみてはどうでしょう。
ゲスト席に絵本やオモチャを置いておいたり、子どもが喜びそうな“お菓子まき”の演出を取り入れたり、挙式のリングボーイやトレーンベアラーなどのお手伝いをお願いすると友達の家族にとっても特別な思い出に。また、授乳室やベビーベットの用意、子どもに多い食物アレルギーの有無なども事前に聞いておくと「気が利いてる」と喜んでもらえそう。
おふたりにちょうどよい結婚式を作ろう
友達ゲストが少ないと、気後れしたり周りの目が気になるかもしれませんが、結婚式はふたり自身が楽しめなければ意味がありません。人数の多い・少ないにこだわらず、本当に大切な友達との思い出深い時間を作ることを大切に考えてください。
久しぶりの交流が再開したり、これから始まるふたりの人生に改めて寄り添ってほしいという想いを伝えられる、いい機会にもなります。友達ゲストが少なくても、満足できる結婚式はかなえられます!ふたりにとって、ちょうど良い結婚式を『小さな結婚式』で一緒に創りましょう。
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小さな結婚式

「設立から24年 通算10万組以上、現在では年間1万組の方のウェディングをかなえている小規模結婚式の専門サービス 小さな結婚式。編集チームには、ウェディングプランナー、フォトグラファー、メイクアーティストなど様々なプロがいて、結婚式に関する豊富なノウハウと幅広い経験から結婚式を検討中のみなさまに役立つ情報をお届けします」
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