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2024.10.22 #結婚式

披露宴のみ、家族のみで食事会の結婚式 その魅力、費用を徹底解説

披露宴のみ、家族のみで食事会の結婚式 その魅力、費用を徹底解説
披露宴・食事会は、家族や親しい友人を招いて、ふたりの結婚をお披露目するパーティです。挙式と披露宴はセットで行うイメージがあるかも知れませんが、必ずしも一緒に行う必要はありません。挙式なしで披露宴のみを行ったり、家族や親族を中心に食事会のみを行うことも立派な結婚式です。披露宴のみ・食事会のみだからこそ、距離の近いおもてなしが可能になり、お世話になった大切なゲスト一人一人に感謝を伝えられるなどのメリットもあります。披露宴のみ・食事会のみの結婚式の魅力、その費用などを徹底解説します!

目次

挙式なしで披露宴のみや親族との食事会形式の結婚式を選ぶ理由

挙式なしの披露宴や親族中心の食事会スタイルを、どんなカップルが選んでいるのでしょう。大別すると下記のような理由があります。
レストランウェディングのシーン

海外挙式、別日挙式などで、改めて披露宴を行うケース

挙式なし・披露宴のみ選択するカップルの理由として多いのが、挙式を海外や国内リゾート地、遠方の神社など、強い憧れがある特定の場所で行う場合。また、挙式と披露宴を同日に同じ場所で行うと拘束時間が長くなるため、参列者に高齢者や小さいお子さんがいて配慮が必要な場合も、挙式とは別の日に披露宴や食事会のみを分けるというケースもあります。
 
実際に海外挙式を行ったカップルのうち、帰国後に国内でお披露目の披露宴のみを行うケースは36%以上(※1)。
海外挙式や別日挙式は憧れの挙式セレモニーが叶う一方で、新婚旅行を兼ねてふたりきりでの挙式や、参列できるゲストが遠方のため家族や親族中心に限られたり、大勢の人に祝福してもらいにくいケースも。挙式に招待できなかった大切な人に感謝を伝える場として、披露宴のみ・食事会のみを改めて行うことが多いようです。

格式張ったことはしたくない

チャペルや神殿での挙式は大げさだと感じていたり、ゲストとの距離が近いおもてなしを重視している場合は、レストランなどで披露宴や食事会のみを行い、披露宴の中でケーキ入刀や宴内人前式を行うなどセレモニー的な要素を加えるのもおすすめ。カジュアルでアットホームな雰囲気の中、ゲストにおいしい食事を楽しんでもらいながら、ゲストとじっくり会話することができ、思い出が深まるなどの利点があります。

挙式にかける費用を抑えたい

挙式と披露宴を両方行えば、それだけ費用面の負担も大きくなりがち。披露宴のみを行うことで、挙式にかかる費用(平均36万6000円 ※2)を抑えて、その分をゲストの料理内容を充実させることに使ったり、ふたりの衣裳にお金をかけることもできます。
例えば披露宴の招待客が友人中心の場合、ご祝儀を辞退して会費制にするのも一つの方法。その際ゲストの服装に関するドレスコードを招待状などで事前にアナウンスしておくと披露宴のみでもゲストが戸惑わずに参加しやすく、おもてなし満足度を下げずに、感謝の気持ちを伝えられます。

ふたりらしい自由度の高い演出にできる

挙式は、キリスト教式や神前式、人前式など、あらかじめ決まったスタイルから選ぶことが多いですが、披露宴や食事会に決まったスタイルはありません。カジュアルにしたいからレストラン、きちんと感を出したいのでホテルでなど、ふたりのイメージに沿って披露宴の会場を選び、衣裳や演出を組み合わせることで、ふたりらしさにこだわった自由な雰囲気のパーティが実現できます。

披露宴のみ、家族や親族中心の食事会を行うための注意点

両親とはしっかり話し合って

結婚式=ウエディングドレスや白無垢の花嫁姿や、挙式の誓いを真っ先に思い浮かべるご両親は少なくありません。バージンロードを娘と一緒に歩くことを夢見ているなど、挙式に並々ならぬ思いを抱いていることも。挙式なしで披露宴のみ・食事会のみを行う場合、事前に両家の親に相談し、どうしてそうしたいのか説明した上で納得してもらうことが大切です。また、披露宴のみ・食事会のみの場合も、ケーキ入刀後にラストバイトや花嫁のお色直しの退場のエスコートを両親にお願いするなど、思い出に残る演出を取り入れることも可能です。披露宴のみ・食事会のみを選んだことで、ご両親が寂しさを感じないように気遣ってあげたいですね。

結婚式の代わりに友人、家族のみの食事会 その流れは?

挙式は行わず、披露宴のみ・食事会のみを行う場合に、意識しておきたい大切なポイント4つと当日の流れの例をご紹介します。

ポイント

  1. 披露宴のみ・食事会のみを行う理由をウエルカムスピーチなどで伝えること 
  2. ケーキ入刀などのセレモニー的なハイライトシーンを盛り込むこと 
  3. 食事を楽しむ時間をできるだけ長く設けるなどゲストとの会話や触れ合いを楽しむこと 
  4. 両家の親へ感謝を伝えることです。海外や国内リゾートで挙式を別日に行った場合は、その様子を動画で流すなどして思い出をゲスト全員で共有したり、現地のお土産をお見送りのプチギフトにしてもステキですね。

<披露宴のみ・食事会のみの進行例>

  • ・受付
  • ・新郎新婦入場
  • ・新郎新婦よりウェルカムスピーチ
  • ・乾杯
  • ・ケーキ入刀
  • ・会食スタート
  • ・友人・親族スピーチ
  • ・両家親へ花束贈呈
  • ・新郎の挨拶
  • ・新郎新婦退場
  • ・ゲストのお見送り
お食事シーン

どこでできる?費用はどのくらい?

披露宴のみ、食事会のみを行う会場はどうやって選べばいいのか、気になる費用はどれくらいかかるのか。会場選びのポイントやアイテムごとの費用の目安を解説します。ふたりの希望スタイルに沿って、必要・不要を取捨選択してくださいね。

お気に入りのレストランで、専門式場やホテルでも

披露宴・食事会の会場は、招待したいゲストの顔ぶれや人数で選ぶと良いでしょう。家族・親族が中心の少人数できちんと感を出したいなら、ホスピタリティレベルの高いホテルや専門式場の小宴会場や館内レストラン・料亭の個室がおすすめ。披露宴のみのパーティプランを用意しているホテル・専門式場もあります。また、遠方や高齢の親族を招待する場合は、ホテルであれば宿泊してもらえて移動の負担をかけずに済みます。
友人メインでカジュアルな雰囲気にこだわたりたい場合は、プロポーズなど思い出の詰まったお気に入りのレストランで自由度の高いパーティを計画しても。人数次第で貸し切りにできることもあるので、ふたりらしい世界観を存分に発揮できる楽しいパーティを叶えられそうです。お酒を飲むことも考慮して、最寄駅が近い、タクシーを呼びやすいなど、交通便の良い場所を選ぶこともポイント。

披露宴のみにかかる費用

披露宴のみの場合も、かかる費用は一般的な披露宴と基本的には同じです。人数で金額が変動する「おもてなし費用(料理・ドリンク・ケーキ、ギフト、招待状、装花、控え室など)」、人数に関係なくかかる「ふたりのこだわり費用(衣裳・ブーケ類・演出・会場費)」を分けて考えると、お金のかけどころ・抑えどころが見極めやすくなります。例えば、お色直しをやめてドレスを1着にして、料理をグレードアップするなど、自分達も、ゲストも満足するプランを考えるのも可能です。
 

●人数で金額が変動する「おもてなし費用」例

  • ・料理・ケーキ・ドリンク代/料理(1人当たり)平均1万7500円、ドリンク(1人当たり)4800円
  • ・ペーパーアイテム代/招待状(1部当たり)平均384円、席札(1部当たり)平均185円
  • ・引出物・ギフト代/引出物(1人当たり)平均5800円、引菓子(1人当たり)平均1300円、プチギフト(1人当たり)318円、親への贈り物(両家分)平均4万円
  • ・装花代/平均21万8000円
  • ・その他/親族・ゲストの控室代、ゲストの美容・着付け代など(会場や人数によって費用は異なる)
 

●人数に関係なくかかる「ふたりのこだわり費用」例

  • ・新郎新婦の衣裳代/ウエディングドレス(1着あたり)平均31万円、カラードレス(1着あたり)平均28万7000円、タキシード(1着あたり)平均14万5000円
  • ・ブーケ・ブートニア等小物代/ブーケ(1個あたり)平均3万6000円
  • ・写真・ムービー撮影代/スナップ撮影 平均21万4000円、ビデオ撮影20万8000円
  • ・映像演出料/平均12万1000円
  • ・司会料/平均7万7000円
  • ・ウエルカムアイテム代/平均 1万9000円
  • ・その他/会場使用料、新郎新婦の控室代、介添料など(会場によって費用は異なる)

家族のみ、親族のみの食事会形式でかかる費用

家族・親族中心の食事会では、ゲストのおもてなしアイテムに重点を置いた費用のかけ方をするのがおすすめ。特に10名以下の少人数の場合は、司会や映像演出がなくても盛り上がりにかけるということがなく、装花も華美である必要がないので、費用を大幅に抑えることが可能になります。その分を、料理やギフトなどのおもてなしに使って、ゲストの満足度アップにつなげましょう。

●家族・親族中心の食事会にかかる費用例
  • ・会場使用料、装花代
  • ・新郎新婦の衣裳代
  • ・ブーケ・ブートニア等小物代
  • ・料理・ケーキ・ドリンク代
家族でお食事しているシーン

少人数の食事会で何する?演出なしでも良い?

結婚の報告とお披露目のための食事会なので、会食だけを楽しんでお開きでは、盛り上がりに欠け、印象に残りにくい可能性があります。一般的な披露宴のように余興を多く入れる必要はありませんが、ゲストへの感謝を伝えるウエルカムスピーチや、結婚式らしさを演出できるケーキ入刀など、写真映えするハイライトシーンを盛り込むと場が盛り上がり、ゲストの思い出に残りやすいでしょう。

どんな演出、イベントがおすすめ?

人気が高いのは、ケーキ入刀やファーストバイトなど、ケーキがらみの演出。フレッシュケーキは演出後に食べてもらうことができ、おもてなしも兼ねられます。大きなケーキでなくても、デザートビュッフェを活用し、家族やゲスト参加型のバイト演出にアレンジしても盛り上がりそうです。
また、受付でゲストに1輪ずつ花を配り、披露宴で新郎がゲスト全員から受け取って花嫁に渡すブーケプロポージングを行うなど、挙式らしさが感じられるセレモニーを兼ねた演出をしても。少人数だからこそ、ゲスト全員が参加できる演出を取り入れることで、一体感がグッと深まります。

司会者は必要?

演出を予定している場合や招待客が20名以上いる場合は、プロの司会者に進行をお願いする方がスムーズです。家族・親族中心の10名以下の食事会であれば、司会は必ずしもプロである必要はありません。両家をよく知る友人や、きょうだいなどに進行役をお願いしたり、親族紹介をふたりや両家の家族がすることで、アットホームな雰囲気も演出できます。披露宴や食事会の規模や招待人数も踏まえて、検討しましょう。

挨拶は誰がする?誰に頼む?

挨拶が必要なのは、披露宴の始まりと締めくくり。例えば、ウエルカムスピーチと親族紹介は新郎新婦自身が行い、締めくくりの挨拶は両家を代表して親にお願いすると、ふたりやご家族のキャラクターが伝わるきっかけになり、場が和みやすいでしょう。両親も含めて、事前に話し合っておきましょう。

写真撮影は必要?

写真は形に残すことができるメモリアルアイテム。ふたりのピュアな気持ちやゲストへの感謝を、何年経っても写真を見返すことで思い起こすことができます。プロに写真撮影をお願いして、とっておきの瞬間を多く写真に残したいもの。
ゲスト全員との集合写真、入退場などでゲストと撮るフォトラウンド、ふたりきりのとっておきツーショットなど、将来子どもが生まれたときに自慢したくなるような写真をたくさん残しましょう。

ご祝儀、引出物はどうする?参加者への配慮が大切。

披露宴のみ、食事会のみで悩みやすい、ご祝儀と引出物について、解説します。大切なポイントは、ゲストが「ご祝儀を用意した方がいいのかな」と迷ったり戸惑ったりしないよう、配慮すること。披露宴・食事会の規模やおもてなしの内容を基準に判断すると良いでしょう。
プレゼント

ご祝儀、引出物はどうする?会費制の場合は?

披露宴のみ、食事会のみで悩みやすいのが、ご祝儀を受け取っていいのかという問題。食事スタイルや引出物などのギフトを、どの程度用意するかどうかで決めるのが無難と言えそうです。一般的な披露宴のご祝儀の相場は、友人平均3万円・親族平均7万9000円(いずれも1人当たり※2)。ご祝儀額に見合ったコース料理やギフトの用意できる場合は、ご祝儀を受け取ってもゲスト満足度は損ねないのではないでしょうか。逆に、ビュッフェ形式の料理が中心だったり、二次会に近いカジュアルな雰囲気の披露宴であれば、ご祝儀を辞退して会費制にすることで、より大勢のゲストに参加してもらいやすいでしょう。その場合、招待状などで会費制で行うこと、ご祝儀を辞退する旨を事前に伝えておきましょう。

ゲストの服装はどうするといいか、招待状で伝えておく

披露宴のみ・食事会のみに招待するゲストの顔ぶれを基準に、ドレスコードをある程度決めておきましょう。例えば、親族中心でキチンと感を演出したい場合は一般的な挙式・披露宴と同じセレモニースタイルで参加してもらうと場が引き締まります。一方、友人中心などアットホーム感を重視するなら、カジュアルコードでも問題ないでしょう。いずれにしろ、事前に招待状などで当日の服装について伝えておくとゲストが悩まずに済みます。「初めてのデートをイメージした服装で」「何か水色の小物を身につけてお越しください」など、遊び心や演出も兼ねたリクエストをしても盛り上がりそうですね。

披露宴のみ、食事会のみの場合の招待状の書き方

会食に招待するゲストが親族などごく身近な人だけの場合は、口頭や電話、SNSなどで招待を済ませがちですが、今後もお世話になる大切な人たちです。招待状を送ることで、おもてなしの気持ちが相手に伝わります。永いお付き合いになる身近な方たちだからこそ、失礼のないように招待状を用意しましょう。一般的な披露宴の招待状と同じように、返信ハガキも用意しておくと、会食準備の人数を把握しやすく、事前にアレルギーや持病の有無などの再確認も兼ねられておすすめです。
メモとペン

挙式を別に行って披露宴のみのご案内の場合

拝啓 〇〇の候(時候の挨拶) 
皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます
このたび 私たちは○年○月○日(挙式日時)に○○(挙式場所)にて挙式いたしました
つきましては 親しい皆様へご挨拶をかねまして
ささやかな小宴を催したいと存じます
ご多用中 誠に恐縮ではございますが
ぜひご出席いただきたく ご案内申し上げます
この日が皆様にとって楽しい一日になれば幸いです
敬具

挙式は行わず食事会のみを会費制・平服で行う場合

拝啓 風薫る爽やかな季節になりました(時候の挨拶) 
皆様いかがお過ごしでしょうか
このたび 私たちは結婚することになりました
つきましては ご挨拶をかねまして
ささやかな披露パーティーを催したいと存じます
ご多用中 誠に恐縮ではございますが
ぜひご出席いただきたく ご案内申し上げます
なお 会費制とさせていただきましたので
ご祝儀などのお心遣いはなさいませんようお願い申し上げます
また 親しい方のみの小宴ですので 平服で気軽にお越しいただけますと幸いです
敬具

協力をお願いする場合の付箋の書き方

披露宴の案内以外に必要なメッセージをゲストに届けるために欠かせないのが「付箋(ふせん)」と呼ばれる小さなカード。当日の受付をお願いするゲスト、乾杯の発声をお願いする場合、宿泊が必要な遠方ゲストなどに、ふたりの心配りを伝える大切なアイテムです。付箋の書き方の一例を紹介しますので参考にしてください。
 

<受付をお願いする場合の付箋の書き方例>

「恐れ入りますが 当日 受付係をお願いしたく 早めのご集合となり恐縮ですが○時○分までにお越しくださいますようお願い申し上げます」
 

<乾杯の発声をお願いする場合の書き方例>

「誠に恐れ入りますが 当日披露宴にて 乾杯のご発声をお引き受けいただきたく存じますので 何卒よろしくお願い申し上げます」
 

<宿泊が必要な遠方ゲストへの書き方例>

「当日(前日)は お部屋をご用意いたしておりますので ごゆっくり おくつろぎいただければ幸いです」

思い出に残る時間を過ごして

結婚スタイルが多様化が進むなか、挙式と披露宴を別の日に行ったり、挙式なしで披露宴のみ・食事会のみを行うことは決して珍しいことではありません。大切なのは、ふたりの今までの人生を支え、応援してくれた大切なゲストへ目に見える形で結婚の報告と感謝の気持ちを伝えること。自由な発想で、ふたりらしい感謝が伝わる方法で、思い出に残る披露宴・食事会を叶えましょう。まずは、おふたりの臨む会食スタイルを「小さな結婚式」に、ご相談ください。会場探しから進行や演出のアドバイスまで、全力でサポートさせていただきます!
ゲストと乾杯シーン
遠方にお住まいのゲストへのご披露の場合、打ち合わせはWEBで可能です。打ち合わせはとても簡単、最短1か月前から、2~3回で対応可能。
※衣装合わせのみ、最寄りの店舗で1回別途発生

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「設立から24年 通算10万組以上、現在では年間1万組の方のウェディングをかなえている小規模結婚式の専門サービス 小さな結婚式。編集チームには、ウェディングプランナー、フォトグラファー、メイクアーティストなど様々なプロがいて、結婚式に関する豊富なノウハウと幅広い経験から結婚式を検討中のみなさまに役立つ情報をお届けします」

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